尺牘

京都へ行った。大阪へ行った。また大阪へ行った。東京へ行った。名古屋へ行った。初めて三重に行った。

最高でも最低でも印象に残らない日など一つもない。

 

頭にこびりつくような日は稀、それは三重の1日。

四日市ドレミファといろは。名古屋から近鉄で1本。

隣駅の川原町駅で降りる。蝉の声がきこえる。住宅街を抜ける。

人は歩いていない。オオスカシバが飛んでいる。人よりもこの綺麗な蛾とすれ違った回数のほうが多かった。

圧倒的な昼間がそこにあった。大きな橋を渡りながら、汗が背骨の上を走っていくのを感じる。

 

リハーサルが終わって、近くの公園でギターを弾く。

通り過ぎる自転車のおばちゃんが「わたし赤いギター初めて見たわぁ!」と言う。ドップラー効果を感じるくらい、猛スピードでおばちゃんは遠くへ走る。

 

ライブが終わって、ひたすら酒を飲む。同じ階にあるおかしい居酒屋にもいく。

酒を存分に摂取し終わると外は明るくなっていた。その足で大阪を経由し、広島にもどる。

共演者のシゲちゃんに駅まで案内してもらう。一本道だよ、バカにすんなって思ったけど、僕は酔ってたから案内がなかったらわけわからん集落とかに行って沼に沈められてたかも。彼の携帯のアドレスはグレイプバインの曲名だってさ、あの風車の映像のやつね。僕のはシロップ16グラムの息継ぎが難しい曲の歌詞だ。二人ともバカだな

 

ドレミファといろは店長のゴウさんは態度がはっきりしている人だ。好きだ。

 

 

今朝、ひさしぶりに曲がかけた。日記を書くときのように、慕っている人に自分の話をするように、かけた。

去年の夏頃から、リリースのこと、ライブのことばかり考えていた。良い曲がたくさん書けた。

でも今回みたいな曲はずいぶん久しぶりな気がする。好きにすればいいじゃないか。好きにしてる人が好きだな。好きにしてる人の歌を聴きに行きたい。

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